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宮武史郎 展

 

2017.3.11 sat – 22 wed

“すく  う”

 

作家在廊日 | 3月12日(日)

会期中休業日|3月16日(木)、17(金)

 

 

 

 

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部屋に散在する木をぼんやり眺めたり、手に取ったりしている時、

何かが、自分の奥の方の何かと繋がったような気がしたりすることがあります。

その名付けようもない…あやふやで…直ぐに何処かへ行ってしまいそうな存在。

中空を浮遊する粒子たちのようなそれらを少しずつ、少しずつ、スクウようにして…

それが結果、形を纏うのならいいなぁ。…それが嬉しいなぁ。  宮武史郎

 

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普段から人形を操り、人形製作をする彼は常に”生命を宿すもの”として、「素材」との対話をしているように思います。

彫刻家としてではなく、いつも人形が傍に在ることで、慈しみ、ゆっくりとあたえるように、生みだされた作品は、彫刻や彫像と呼ぶには、また違う処にあるかもしれません。

二度目の開催となる宮武史郎展、今回の題は最初の「いただく」に続き「すくう」。”すくう”というのは、

目下にあるものをイメージします。細かな粒、水の中、豆の類、空気の束。とても小さくて、掴んでも、こぼれ落ちるような、儚さがその言葉に漂っています。

見捨てられて、日陰に隠れ、埋もれている存在をすくって光の下に置くことは、僕の古道具や骨董の仕事も同じ。

彼が掬いあげた断片は、遠い記憶を仄かに薫らせながら、化身の如く、姿ならぬ姿で、私たちの前に現れます。

※素材(木を中心とした,石,鉄,草花などの漂流物/落下物を主とした物質)

 

写真・文/本田慶一郎

 

 

 

 

 

 

 

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