コプト裂 (袖付貫頭衣の縦飾り)
32.5cm長 (裂のみ)
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コプト裂 (袖付貫頭衣の縦飾り)
3〜4世紀
32.5cm長 × 9.5cm幅 (裂のみ)
47cm × 20cm (額)
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・詳細
シンプルな組紐文様が貝紫染めの毛糸の上を連続して走っています。
貫頭衣に紋飾りとして配されていた部分と思われ、コプト初期頃、建築へ現れはじめたアカンサスや葡萄蔓などの連続文様は、
こうして次第に裂の中にも登場していったようです。
コプト裂は心を込めて織られていた副葬品。衣服は一枚の布へもどされ、ともに埋められたといいます。
文様をくりかえすことで、何を求めて、祈っていたのでしょう。
この渋い紫色地の亜麻と毛に、延々と組紐の文様を配置したのはコプト初期の特徴と言われています。
青と赤を掛け合わせてまで、紫に執着したのは地中海域沿岸の習慣でもあったようですが、
帝王紫が理想だったとも云われ、紫への強い憧れが感じられます。
土着のエジプトの文化と宗教観は日本にも通ずるところがあり、しめやかな想いになる紫の裂です。
・状態
裂本体に一部ごく小さな穴が見られますが、繋ぎ補修はなく、良好な状態を保っています。
簡易的な額に納めた状態です。
※状態につきまして、不安や心配のある方は事前にお気軽にご質問くださいませ。
通販でのご購入の場合、状態を理由としたご返品は原則受付いたしかねますので、何卒ご了承ください。