ダッチマジョリカ藍絵陶片
15.5cm幅
sold
ダッチマジョリカ藍絵陶片
オランダ
1620 – 1640年頃
15.5cm最大幅 × 3.2cm高
売約済み
・詳細
オランダのマジョリカ陶器のかけらです。この抽象絵画的な文様、何に見えるでしょうか…
人それぞれに違う答えの出そうな奇想な絵柄です。
実は、巻物の軸が中心に描かれており、草花や葉っぱで囲んだ、中国民時代の芙蓉手写しの大皿だったと考えられます。
割れて失われた外側の部分には、おそらく窓絵で八箇所、花などの絵付けを配していたのでしょう。
しかし、絵付けを誤ったのか巻物の上にも周辺の草花を描いてしまったようで、なんとも奇妙な絵です。
でもそれが僕には、具象と非具象をただようパウル・クレーの絵画のように見えてきました。
と、好い具合に解釈しただけですが、本当は写し絵で具象なのに、抽象に感じてしまったというマジョリカの陶片でした。
くりかえしの模様(連続)でも構成されており、同時期のマジョリカ陶器の中でも絵付けの線は緻密に鋭く描かれている特徴があります。
・状態
ご覧のように陶片の状態であり、藍絵の釉薬部は幾分カセてきてはいますが、
全体に艶も残しています。絵の中にも釉剥げがあります。
高台は全て残され、壁掛けにした際に用いた穴があり針金などを通せば掛けることが可能です。
ガタつきも無く、お皿として転用も出来ます。
※状態につきまして、不安や心配のある方は事前にお気軽にご質問くださいませ。
通販でのご購入の場合、状態を理由としたご返品は原則受付いたしかねますので、何卒ご了承ください。