デルフト輪花盃
6.8cm 経
sold
デルフト輪花盃 18世紀
6.8cm径 4.1cm高さ
売約済み
・詳細
波打つ口縁かざりの連続性が、軟陶にもたらす効果。
東洋風の花を描いたデルフト茶盃。
当時のオランダでも貴重だった茶を飲むための器です。
中国茶道具の磁器碗を模していますが、土質と厚ぼったさや錫釉と透明釉の二層になった釉が、
デルフト特有のやわらかな肌を作っています。
中でも、輪花形の茶盃は工程が異なるのか、型造りはあまり目にしない珍しいかたちです。
型物のプリン型は、なかなか扱えないものですが、こちらもデルフト型造りの揺らぎは十分に楽しめそうです。
ひだ状の輪花に落ちる陰影は、やわらかいデルフトの肌をより伝えてくれるのでは、と思います。
・状態
縁にところどころの釉削げ、欠損部は本金で繕いされ、
発掘のぶち割れた状態の繋ぎ目及びニュウの箇所は全て白漆で留められています。
釉肌はカセカセでは無いですが、艶がある程でもありません。
修繕はしっかりと丁寧にされており、一晩水を注ぎ置いても漏れの無い状態でした。
※状態につきまして、不安や心配のある方は事前にお気軽にご質問くださいませ。
通販でのご購入の場合、状態を理由としたご返品は原則受付いたしかねますので、何卒ご了承ください。