フランス硝子器三種と真鍮スプーン
9cm高 (マグ) sold
7.5cm高 (ジャム容器) sold
20cm高 (ワイン瓶) sold
17cm長 (真鍮匙) sold
フランス硝子マグ
1800年代前半
6.8cm径 × 9cm高
売約済み
・詳細
パリ産の小振りな硝子マグ。
本体を宙吹きガラス成形後、後に把手を施しています。
加飾の無い、全くの無装飾ではあまり類品を見かけないガラスの形状です。
個人的な感想ですが、把手部には指が三本しっかり入り、
頑丈で持ちやすく、ハイボールが美味しく飲めました。
厚手の器体ですので、多少温度の高いものも許容かと思います。
・備考及び状態
器面全体に経年の擦れはありますが、ガラス曇りやカケも無く、
底面も研磨されておりぐらつきもありません。
容量190ml
ジャム保存容器
フランス
18世紀
13.3cm径 × 7.5cm高
売約済み
・詳細
コンフィチュール用のガラス容器。
紐を掛けて布や紙などで蓋をする為に、加飾された折り返しの口縁はまるで帽子のようですが、
その用途に忠実な姿に、初めて見た時はなんと好い形だろうと驚いた憶えがあります。
日本でも見慣れた気もしますが、フランス日常用のガラス器として重要な存在かと思います。
取り上げたのは、中でも結構な大ぶりのものです。
野菜やピクルスを盛りつけてみたり、今回は同時代のフランス真鍮匙に合わせて、アイスペールに代用してみました。
・備考及び詳細
側部には轆轤目のような揺らぎと脈理があり、細かな気泡も内包しています。
縁に一箇所小さなほつれがありますが、製作の際に生じたのかもしれず僅かなものです。
容量500ml
フランス
18-19世紀
2.5cm径 × 20cm高
売約済み
容量 250ml
・詳細
フランス中央部、ロワール地方の小型ワインボトル。
厚造りで深緑がかっていますが、陽に当てると内側まで透ける程度のガラス厚と色味です。
底のゆがみ、手取りはやわらかく陶器のような肌合いを持つガラス器。
ここまで小ぶりなワインボトルは初めて出会いました、酒器瓶にも最適です。
並々注いで250mlですが、肩までの適量で200ml程。
・状態
肩部分に経年の磨耗、口縁は切りっぱなしの製法で磨かれており、良好な状態です。
重みがありほぼ安定していますが、多少のぐらつきはご了承ください。
真鍮製スプーン
フランス
18世紀
17cm長
売約済み
・詳細
フランス18世紀の真鍮を叩いて仕上げたスプーン。
掬いの部分の左端は作為的に斜めにカットされた後に、丹念に研磨されており、
ナイフのような役目も備えた右利き用の匙だったことが判ります。
柄先の線は刻印のようにも見えますが、明確に工房印やサインが打たれているものもあります。
在庫のある中から、特によく叩かれた薄造りな形の優れたものを選んでみました。
・備考及び状態
欠けや欠損は無く、良好な状態です。
錆汚れもほぼありませんが、くすみや曇りは一部入っています。