フランス黄釉鉢
15.5cm径
Sold
フランス黄釉鉢
19世紀
15.5cm径 9cm高
円(税込)
売約済
腰に枇杷色を呈しまだらな黄釉の気泡と皮膜が釉景をなす、
まるで茶碗のようなうつわ。
フランス陶磁の象徴的な食器、カフェオレボウルです。
フランスではスープは「飲む」ではなく「食べる」ですが、
この器も南仏あたりでガルビュール(家庭の野菜スープ)などを食された、
大ぶりのボルだったと思われます。
白釉や白磁のイメージが強いカフェオレボウルにも、
このように軟かい土質のものも存りますが、薄作で状態の良いものは貴重です。
フランスの食卓の伝統、味覚の器というとやっぱりまず思い浮かぶ食器。
具沢山のスープを秋冬にどうぞ。
・状態
写りによって、ざらめいているようにも見えますが、
カセもなく釉薬は艶のある状態です。口縁に釉削げと少しホツがあります。
全体的に良好な状態です。