11.5cm径

Sold

土師質土器平盃

鎌倉〜南北朝

11.5cm径　3.5cm高

円(税込)

この小企画も今週日曜でお終いとなります。

情勢を概観し、今後もwebでのテーマを掲げた小さな催しはつづけて参るつもりです。

次回の販売方法に関しては、より良いものを検討して

沢山ご参加いただけるように見直しながら進めていきます。

どうぞよろしくお願いします。

さて本日は、西日本で出土したとされる土師質土器。

無釉の素焼き土器で、土師器以降の中世期に焼かれた儀式等で用いたうつわのようです。よって本来は食器でなく宗教的な道具としての小皿でしょうか。

中心から大きくずれた高台による傾きも制作の意識がうかがえそうです。

中世社会のはじまり、現在の食器の祖型を観るような想いにもなりました。

平盃にも馴染みよい形。土臭除きは時間が掛かりますが、

しばらく水を注いでも、滲み出てくることは無かったので、

使うことも可能な範疇とおもいます。

・状態

口縁に二箇所のカケがあり、別に石を噛んでいる箇所から僅かにカケが入っています。

がたつきは無く安定しています。