広島粉引茶碗 10
12.2cm 径
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12.2cm 径
5.9cm 高
枇杷色をなした碗ですが、じつは広島の粉引を掛けて焼成されています。
この広島粉引の酸化炎により反応して生じた釉色は、
寒川さんの代表作の碗のように個人的には感じるところ。
キメの細かい小石原の土は硬質かつ、竹節の出た高台にも安定が得られる。
胴中と見込みにある青白い窯変が美しく、また胎土があらわになって出た口縁の錆色が、
総体を引き締めています。
茶の緑のあとには、茶溜りに炭素の景。