
志野と白デルフト
9.2cm径 (志野) sold
8.8cm径 (阿蘭陀)
無地志野小碗 桃山時代
9.2cm径 5.3cm高さ
売約済み
・詳細
無地志野は縁に緋色が辿るように仄かに表れ、大窯焼成の志野らしい肌理こまかな膚合い。
全体にカセは無く艶のある釉肌です。盃と小碗の中間といったサイズ感でしょうか。
高台脇から縁までの立ち上がりがちょっと鋭く、好みのカタチです。
日常のコーヒーやお茶用としてもいかがでしょう。
・状態
口縁と見込み、及び側部が本金繕いで補修されています。
長めのニュウが一本、よび継ぎやガタつきはありません。
液体を注ぎ入れて少し時間が経過しますと、
土見せの高台部より、手にほんの少し水滴が付く程度に染み出てきました。
それで何日か、米のとぎ汁を入れて置いていましたら、ほとんど気にならない程度に収まりました。
今後も使い込むことにより、留まっていくものかと思います。
※追記
その後、ほぼ完全に留まり漏れなくなりました。
白デルフト脚付小壺 17-18世紀
8.8cm径 5.9cm高さ
29,000円(税込)
・詳細
白デルフトですが、発掘の為に土中で変色したものです。
用途は脚付き薬壺か或いは塩容器の類いだったかもしれません。
こちらも見込みにも安定した艶があり脚付杯にも転用できそうですが、
個人的には時代のつけた染みた味わいを彫刻的に楽しんでみたり、野の草花をさり気なく置いて眺めてみたいものです。
白デルフトは艶のある白こそ高い評価がありますが、このような染み染みの景色にも共感していただけたら幸いです。
・状態
縁に一周して釉薬の削げや欠損、脚部に欠損があります。
白デルフトによくあるような、共色直しはありません。安定して自立します。
※状態につきまして、不安や心配のある方は事前にお気軽にご質問くださいませ。
通販でのご購入の場合、状態を理由としたご返品は原則受付いたしかねますので、何卒ご了承ください。