木彫怪獣図パネル
フランス
53cm 高
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木彫怪獣図パネル
フランス
15 – 16世紀
53cm×17.7cm×2.5cm
コファーや扉付棚、椅子などの家具類或いはドアに嵌め込まれていた木彫パネル。
このパネルも中世の教会や城内の大型木造品の一部ではないかと思われます。
上から幻獣グリフィン、中央には天使、下部には海馬(タツノオトシゴ)が彫刻されています。
知性や権威の象徴であるグリフォンは、中世の紋章にもしばしば用いられたもの。
哀しそうな瞳をしたグリフォンとは対照的に、静かな微笑みを浮かべた天使。
一枚のパネルはおそらく全体の一部であり、隣り合っていたパネルが連結して物語を描いたのだろうと思います。
三種のモチーフが繋がり、意味したこととは何だったのでしょう。