渥美山茶碗
16,5cm高
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渥美山茶碗
平安末〜鎌倉
16,5cm径 5cm高
すべすべとしたきめ細かい砂質粘土の肌は渥美窯と思われる山茶碗です。
ゆったりと外へと広がる立ち上がり、薄く繊細な口縁のおおらかな器形は
平安末の気配を感じさせます。ほのかに赤あがり。
赤白橡(あかしろつるばみ)に紅葉から枯野へのような寂寥を観る。
静かな山茶碗に惹かれます。
・状態
高台が一部外れていますが、それ以外には縁にも欠損も共直しも見られない良好な状態です。僅かにぐらつきがありますが、高台周りには強い籾殻跡も魅力的に残っています。