白釉一輪花絵皿
フランス
21.5cm 径
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白釉一輪花絵皿
フランス
19世紀
21.5cm径 × 3cm高
フランス南東部,ヴァラージュ産の白釉皿。
この窯では黄や青の一輪花文様を主にステンシル技法や、時折は手描きで施した皿が制作されていました。
量産された数ある皿ですが、呉須と鉄釉による二彩花の手描きは初めて手にしました。
一輪の花は手間を省いた末の意匠かもしれませんが、地中海まであと少し、
という南仏の風土性がこんな余白たっぷりの長閑な器を焼かせたとも思えてくるのです。
器体は厚手で、トロンとした白釉が掛かり、縁を控えめに呉須で一周辿っています。
絵の下方に浅めのニュウが二本入っていますが、日常使いにも許容範囲かと思います。