
須恵器細頸瓶
22.7cm 高
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須恵器細頸瓶
古墳時代
22.7cm高 × 7.6cm径
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・備考 状態
東海地方の須恵器に特有な形状である細頸瓶。
本器は無高台で、後代になってから高台付き長頸瓶へと変わる、
過渡期の造形ではないかと考えられそうです。
細頸瓶はフラスコ型や扁球形の胴体が多いのに対して、本作はほぼ球形に近く、
そうした点でも器形の移り変わりを見ています。
大陸のシャープな金属器に倣いながらも、
胴体には樽や繭のかたちの名残りを感じ、わずかに古式須恵器を想います。
口縁に欠損、側部の十文字の胴割れが底にかけて割れとニュウとなっていますが、
自然釉がかかる、黒い肌に頸部の細さと曲線は優美な姿です。