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波佐見焼マグカップとルーアン色絵マグカップ

8.4cm径(波佐見)

7.2cm径(ルーアン)

 

ともにsold

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

波佐見焼マグカップ

幕末

寸法|8.4cm径 7.2cm高 10.6cm(持ち手含む径)

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・状態

ニュウが一本薄くありますが、弾くと響きは堅いです。

絵は掠れ気味ですがそれも味わいと思うと、焼きも上々で他は良好な状態です。

容量260ml、たっぷりとコーヒーが飲めます。

 

 

ルーアン色絵マグカップ

18世紀

寸法|7.2cm径 5.2cm高 10.4cm(持ち手含む径)

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状態

軟質の錫釉陶器。貫入に混じわるようにニュウがありますが、

液漏れは無くこのままお使いいただけます。

ルーアン窯でも非常にレアなタイプの器です。

容量140ml、通常のマグよりも小振りですが、デミより大きくそれなりに入ります。

 

 

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波佐見焼マグと仏ルーアン窯マグ。

ともに台形型の赤絵であり、無意識に寄せましたが

響きあうようで隣り合わせてみました。

波佐見は硬質な白磁で、日本初の輸出用マグカップ。

ヨーロッパ向きを意識した趣きは辿々しくも味わい深いもの。

反対にフランスのルーアン窯は軟らかい錫釉陶器で

絵付けにはシノワズリの名残りが漂い東洋への憧れがうかがえます。

本来は持ち手にピューター金具が接合された、蓋付の保存容器でしょう。

 

お互いに未知ゆえのインスピレーションが補った絵と粗い器形は、独特で軽妙です。

昨年青花での僕のテーマともダブりますが、

輸出地や陶磁器都市としての風土も浮かんでくる。

平佐の絵は南天か柊のリースに見えて、クリスマスの雰囲気。