東西蓋物百景
2016.9.17 sat – 28 wed
会期中休業日 |9月23日(金)
蓋を開けるという行為は、贈り物の箱を開くように、 未知の楽しみや喜びが拡がり、想像も膨らむ夢のあることかもしれません。
そして、蓋を閉めて仕舞うということは、大切なものを納めたり、 秘密や祈りを込めて、
古くは静かに厳かに行われた時代もあったでしょう。
開いて閉じて。 終わりと始まりが重なったような、 蓋物の世界には興味が尽きません。
この中には、何万回と開け閉めされた 蓋物や箱も潜んでいるかもしれないのです。
この度、東西蓋物百景と題して、 東洋と西洋の様々な蓋物、箱、容器を展示販売いたします。
蓋があり、容れ物となれば、道具から家具まで何でもアリ。 驚くものまで並んでしまいそうです。
西洋のものは本田が選び、東洋は古美術28の清水氏の眼で選ばれた品が揃います。
箱を集めることは”知”への探求や欲求心からと聞いたことがあります。
さて、どんな蓋物や箱物が登場するのでしょう。
古瀬戸合子からコーヒーミルまで。 東西の蓋物の世界、ぜひお楽しみください。
__________
古美術28 清水喜守
岐阜県関市生まれ。
小学生の時から骨董好きの父に連れられ骨董店に通う。
14歳でイギリスに留学。
ボーディングスクールを卒業後、サザビーズや大英博物館などで古美術を学ぶ。
ロンドン大学、大学院美術史修士号会得後帰国。
関市迫間不動に骨董店、古美術28を開く。