織部菊文行灯皿
21.5cm 径
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織部菊文行灯皿
江戸後期-末期
21.5cm径 × 3cm高
江戸の終わり頃に瀬戸或いは美濃地方で制作された灯の油の受皿。
厚めで流れた織部釉は不均一に出て斑らな景色となっており、
そこへ小ぶりな菊花を鉄絵で三つ散らして描いています。
裏は織部釉と灰釉を節約したのか、不足したのか、勢いよく拭ったような刷毛目跡が
荒々しくも当時の気配や生活、職人の仕事を感じる手掛かりとなっている気もします。
桐箱付
(一箇所の銀繕い、縁側面に細かな欠損あり)