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白釉手付水注

13.4cm 高

 

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白釉手付水注

フランス

18世紀

13.4cm高 × 3〜3.6cm径

売約済み

 

 

・詳細

フランス買付の際に見つけたものでヌヴェール窯産と思われ、青味を帯びた白錫釉が厚くかかっています。

日本でヨーロッパの白釉陶器といえばデルフトが不動の人気ですが

近世フランスの窯業を牽引したヌヴェール窯初期の格調高い青地作品はペルシアブルーと呼ばれ、そのデルフトにも影響を与えていたと聞きます。 

 

この水注のように色絵陶器ではない白い無文の陶器は主に生活の場で用いられ、

こちらもオイル,ビネガー二本揃いで受け皿へ納めていた日用の陶器だったのでしょう。

これまで扱った同手のフランス水注では、とりわけ肌と形が端正で、花入にも独酌の徳利にも好適です。

 

花をいれて和室での撮影でしたが、土壁や障子越しの光と陰影も

馴染んでしまう白錫釉の肌は、やっぱり古くから日本で好まれた理由を秘めているのかとしばし眺めていました。 

 

・備考 状態

口縁と高台に釉削げがあります。同じく口縁にニュウが見えますが爪に掛からない程度の薄いものです。

座りは安定しており水漏れもなく、錫釉陶としては比較的良好な状態です。

 

容量 約 150ml