
「本田の眼、矢代昇吾の手 II」
2025年 12月6日(土)〜12月21日(日)
12時〜17時
会期中の休業日10(水),11(木),17(水),18(木)
矢代昇吾在廊日 6(土)、7(日)
丁寧で誠実に繕われた古器は、完璧で傷の無いものよりも美しさを感じることがあります。割れないほうがいいのは当然ですが、割れたとしても直したら更なる美感を宿すことがあると改めて思うのです。
ただし、本質的に良いとする器物を、誰がどのように直すかに懸かっているのも事実。時空を超えて古作の作り手と対話し、その器と静かに共鳴しあう矢代昇吾さんによる修繕品は、見る人の心を震わせる芸術であると思います。
最初の展示会では、白の古陶磁に焦点を絞りましたが、今回は黒唐津からスリップウェアまで釉薬の色調はさまざま。乾山や藍絵デルフトなど文様の描かれた器、そしてガラス器や漆器の修繕も新たに並びます。
器探しから修繕まで。今回も往復書簡のように矢代昇吾さんと二人三脚で長い時間をかけて温めて参りました。二者の眼と手で作り上げる二回目の展示会です。ぜひこの機会にご覧ください。
