kawaikazumi2018_2

河合和美 展

2018.6.30 sat – 7.11 wed

 

作家在廊日 | 6月30日(土)

会期中休業日|7月5日(木)

 

 

 

 

 

 

作陶は人形づくりから、はじめたという河合さん。 彼女の手から生まれる人形は、今も作り始めた頃と同じように、土の感触をありのままに、という佇まい。 原始的で野趣あふれ、それはどこか世俗とは遠く、掴めそうでいて掴めない気配を纏っています。 田舎の道祖神か磨崖仏か、光をうける聖母のようにも映る、土の人形。 根底にある人形づくりの精神とエネルギーは、自然と他の作品群や器にも伝達され、弥生時代の焼き物のような柔軟さや、芯のつよさを出しているだと思わせてくれます。
今回の展示に向けて、「よろこびからうまれる」という主題を河合さんから頂きました。 街を離れて、今は山深い奥地でひとり暮らす、河合さん。 その庭の土と灰から生み出される器、野焼きの人形。 自然への畏敬の念、自然から受け取る本当のよろこびは、人里離れてひとり暮らさねば、到底分かり得ないのかもしれません。 よろこびの果実を作品を通じて伝えてくれることと願い信じています。

 

 

 

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